さて、前項においては鍵屋さんの代表的なお仕事を大まかにではありますが、ご紹介させていただきました。ここからはいよいよ、あまり知られていない鍵屋さんの意外(マイナー?)なお仕事について語らせていただきます。
金庫の鍵作製
鍵屋さんが金庫関係で行う作業としては、ダイヤルの暗証番号をさぐってナンバーを解読しての解錠だけかと思われがちなかもしれないのですが、実は鍵を紛失してしまった際には、鍵なしの状態でも鍵穴からその段差を読み取り鍵作製してくれる場合があるのです。「金庫なんてセキュリティ性が高そうだけどカギが作れるの?しかも元となるカギがない状態で?」と思われる方もいらっしゃる事だと思います。けれど鍵の種類によっては、専門家(師匠?)から技術研修を受けて鍵の事について本格的に学んだ、プロフェショナルの鍵師にはそれが出来るのです。ただし、作成が可能な種類の鍵と不可能な種類の鍵があります。
金庫の鍵交換
こちらも意外に思われる方が多いと勝手に想像しているのですが、なんと金庫のシリンダー錠も種類によっては取り替えることが出来てしまうのです。例えば、「自宅に置いてある金庫の鍵をどこかで失くしてしまったのだが、新しい金庫を購入するとお金がかかるのと、使い慣れたこの金庫をこれからも使い続けていきたい。」といった時には、鍵の付け替えができたらいいですよね。